Learn to love it, and grow it instead of finding it.

パッションや好きな仕事は”見つけるもの”ではなく、”育てるもの”

 
メキシコのカフェでデザインの仕事をしている時

思わぬ”コンプレックス”パワー

👩🏻「アメリカの大学でビジネスについて学んで、大学近くのカフェでコーヒー修行させてもらって、自分のカフェを立ち上げる」

🧑🏻「スポーツ医療が進んでいるアメリカでアスレチックトレーニングを学んで日本のスポーツ業界を変えていく」

🧑🏻‍🦰「アメリカの大学院でMBAを取得して起業して億万長者になる」

重たい教科書たちを抱える両手に力がこもる。

「うちアメリカに何しに来たんやろう。来週からの春休みの予定さえ立ててないのに、卒業後、ましてや将来やりたいことなんて、1ミリも決まってないわ」と自分の心の声。

その時は、アメリカの大学に編入したばかりの最初のセメスター。周りの友達のカッコ良すぎる卒業後の目標を聞いて、悲しさなのか、呆れなのか、焦りなのか、どこか孤独に近いような、”しゅん”と自分が縮こまってしまうような感覚を感じたのを覚えてる。

振り返ってみれば、アメリカに編入を決めたのも、「いっぱい勉強して英語出来るようになりたい」と思ったのがきっかけ。小学生から大学に入るまで、バドミントン漬けの生活で、受験勉強をしたこともなかった。(バドミントンの推薦で高校・大学は入学)福岡の大学に入学して、受験勉強頑張って入学してきた子たちを見て、「賢くていいな〜」と、バドミントンしか出来ない自分に対して、”学力コンプレックス”を感じていた。

アメリカ大学留学中の写真

📸 とくに目標ややりたいこともないまま、留学生活・勉強に励んだ時

「自分にはバドミントンしか出来ない」と思っていたからこそ、バドミントン以外の”自分に出来ること”を見つけようと必死だったんだろうな、と思う。”コンプレックス”を感じる理由って「人と自分を比べてしまう」からなんだろうけど、私の場合、コンプレックスを感じたからこそ、その当時の自分の現実を変えようと必死に動いてた感はある。

当時の、”学力コンプレックス”や、”やりたいことがないコンプレックス”が無かったら、未だにバドミントンしか出来ない、脳みそまで筋肉の人間だったんだろうな〜とも思う、ぞっとするわ(笑)そういった意味で、周りと自分を比較してしまって焦りを感じるこの感情も、無意味ではないよな、とも思う。

「周りと自分を比べたらダメ」、「自分軸を持って行動しなさい」という言葉は何億回と聞いてきたけれど、周りと自分を比べるからこそ、「自分のいきたい場所」や「こうありたい自分」が見えてくることもあるし、自分以外の誰かの”軸”に沿って生きてみた経験がないと、そもそも”自分軸”が何なのかも見えてこない気もする。

パッションや好きな仕事は”見つけるもの”ではなく、”育てるもの”

コンプレックスを感じることに対しての私のつぶやきは、一旦置いといて(笑)、パッションや自分のやりたいこと、について話していくね。タイトルにもある通り、パッションや好きな仕事は”見つけるもの”ではなく、”育てるもの”だと思うようになった。これは私自身のジャーニーを通して感じること。最初にも言ったように、当時アメリカで大学生をしていた私には、やりたいことや、出来ることが全然なかった。(あるのはバドミントンと愛嬌だけ、って感じ。)

なかったからこそ、「見つけないと!」と必死の思いで、興味のあることや、誘われたアクテビティーへの参加を積極的にやってたかも。大学近くの市民図書館にあるアートギャラリーでインターンしたり、大学内のキャンパスにある美術館でバイトしたり、留学生のイベント団体のリーダーをしたり、大学で配布される雑誌のデザインとライティングのバイトをしたり、ホストファミリーの教会イベントに参加したり、もうね、本当に色々したし、させてもらった。

それでも、「これだ!」みたいなのは見つからなかった。焦りを感じるまま、とうとう卒業目前の最後のセメスターに。卒業後の仕事はとりあえず決めないと、と思ったので、とりあえず、その当時一番気になっていた”デザイナー”というお仕事を探しながら残り少ない学校生活を送っていた。デザイナーという仕事がしたいな、と思ったのは、当時一番好きなクラスだった「ビジュアルコミュニケーション」(メディア系のクラス)で雑誌やチラシのデザインの宿題が出た時に、「純粋に楽しいな」と思ったから。楽しいな、とは思ったものの、まだまだスキルは知識もないから、本当に”パッション”とか、”めっちゃ好き!”と思うまで程遠かった。

話を早送りすると、卒業後はニューヨークのブルックリンに引越し、内定取り消しを食らったりするも、なんとかデザイナーとしての最初のお仕事、”アシスタントデザイナー”をさせてもらうことに。その後も、コロナで日本に帰国後、福岡のデザインスタジオでも、デザイナーとして働かせてもらいました。なんだけど、本当に心の底から「デザイン楽しい、パッションを感じる」を思えるようになったのは、ここ2〜3年の話。そして最近、たまたま読んでいた本の中に、

パッションや、”やりがい”はある程度、経験やスキル、実績がついてから感じるもの

とあって、「うわああぁぁぁぁぁああああ、それやぁぁぁあぁああ〜」と、一瞬で腑に落ち、自分の中に人生の学びというか、ジューシーな”旨味”が溶け込んだ気がした(笑)←大袈裟w

大好きなニューヨーク、ブルックリンの街

というわけで何が言いたいかと言うと、私がここ2〜3年で、本当に今のデザイナーというお仕事に、”やりがい”やパッションを持てるようになったのも、ある程度、自分の中でスキルや経験を育ててきたから。すこ〜しずつ、出来ることが増えてきて、それによってクライアントや誰かの為に、自分の学びやスキルが生かされていること、それに対して”楽しさ”やパッションを感じるようになったんだと思う。

Learn to love it.

最初から自分の”好き”や”パッション”がある、向かっていく方向性が決まってる人って、一部の人だけで、みんながみんなそうじゃない。過去の自分も含めて、今、「仕事としてやりたいことがない」、「自分に出来ることが何もない」と悩んでいる人は、聞いてほしい。やりがいのある仕事やパッション、自分に出来ることって、”見つける”ものではなく、”育てていくもの”。

気になること、挫折しても結局「またやりたい」と戻ってくるもの(私の場合、それがデザインだった)、何か1つ選んで、次は”育てていくつもり”で取り組んでみてほしいのね。いきなり、「好き!最高!私にはこれしかない!」みたいな感情って出てこない。袋から取り出したばかりのカイロみたいに、最初はドライで冷たいかもしれないけど、少しず〜つ、経験や学び、上達してくるにつれて、あったかくなった柔らかいカイロみたいに、だんだんと「じゅわ〜」って、”やりがい”や”パッション”が生まれてくるから。応援してるよ♡

Big love, Miyuki


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